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対馬へのアクセス~コンジョー便とは何か?編~

対馬へ向かう交通手段の話をしていると、この1年で「コンジョー便」という言葉をちょいちょい聞く機会が増えてきました。コンジョー便に乗って対馬に向かえば、日々の仕事や生活への気合が入り直す根性注入的な船か飛行機なのだろうか?と全く実情が分からぬまま、それこそ気合を入れて調査に入ってみました。

すると、コンジョーとは「混・乗・便」ということらしい。
では、何と何が、混ざって乗るのか?というと、「国内線」と「国際線」の乗客が「混ざって」「乗る」ということが判明しました。なかなかにメリットがあり、物珍しさもあるので、ご紹介です。

JR九州が運営しているビートルは、そもそも20年以上前に 博多⇔釜山 を3時間弱で結んでいた国際高速船でした。(今も営業しています)が、御多聞に漏れずLCCの相次ぐ就航に伴い、競争が熾烈になってきたため、搭乗率で苦戦を強いられていました。

そこを起死回生で挽回したのが、釜山⇔比田勝(対馬)便でした。なぜなら対馬には国際線の空港が開かれていないからです。この搭乗者数がいっきに増え、韓国側の船会社も参入してドル箱路線に成長しました。もちろんそれは韓国から対馬に遊びに行く韓国人客が増えていることが前提にあります。

さて、そこにきて、この不買運動です。韓国人客が激減したいま、ビートルの維持はいよいよ正念場となりました。だったら、この2つの便をくっつけて、しかも福岡⇔比田勝 の搭乗客をもっと作ろう!という発想が生まれたわけです。そのために船内が区切られて「国内線」と「国際線」の乗客が「混ざって」「乗る」という「混乗便」が完成したわけです。既に施策として始まっておりましたが、意外とニーズが生まれはじめ、この度増便することになりました。

まだまだ福岡⇒比田勝の便の情報がとても少ないこともあり、本サイトでご紹介します。

比田勝に行けば何があるの?国境を見ることができます。あなたは国境を見たことがありますか?
比田勝を見て、その後釜山までわたり、釜山から対馬をのぞみ、そしてまた福岡に帰る。。。そんな旅行ができるのもボーダートリップならではの醍醐味です。高速船で国境を見るだけで面白さを味わえる福岡と対馬と釜山、一度味わってみる意味はあると思いますよ

Posted - 8 December 2019

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